第二話のあらずじと、ネタバレ - 2019年版 白い巨塔あらすじと、主人公の心境の変化!

第二話のあらずじと、ネタバレ

東教授のミスを、財前准教授は、見事にカバーして、手術は無事成功した。

「君には、品格がない。この浪速教授にはなれない。

我が浪速大学医学部の教授は、たとえ、何人の患者を救おうと、手術がうまいだけではだめだ。

誰よりも自分に厳しく、地位や社会に対しても責任感がなければならない。
こざかしく、自分の野心を満たすためだけに立ち回る君には、ふさわしくない。」

「先日のクロスワードの答え、みつかりましたか?

物事を始めたり、終えたりする時期、答えは、潮時です。

長時間のオペに耐える精神力も、体力も失ったのに、その椅子にしがみついている。

あなたのことです。」

この言葉が、引き金になってしまった。

東都大学の船尾大学に電話した。

「東都大学の関係者を、この浪速大学に入れれば、あなたの権威拡大になる。」

「わかりました。土壇場になって、なしにしないでくださいよ。」

鵜飼医学部長の家に、朝早く、大阪中央医師会の岩田と、副会長の財前又一が訪れる。

医師会として、次期学長を狙う鵜飼医学部長を応援する。

財前准教授は、脳外科の野坂奈津美教授の見学していた。

中国人の爆買いは、今や医療に及んでいる。

東教授に振られたら、鵜飼教授に泣きつくことにするのかしら。

第一外科と、脳外科は、協力すれば、海外

東都大学の船尾教授の推薦で、金沢国際大学医学部の菊川昇教授に、白羽の矢が立った。

金沢国際大学では、東都大学医学部の教授が減ってきている。

今回の一石を投じる。

亡くなった奥様は、野心のなさを心配していたのではないか。

奥様のためにも、その殻を破ってみたらどうだ。

鵜飼先生を味方につけたよ。例の絵を受け取ってくれた。

そう簡単ではないよ。

選挙の前に選考会がある。

今回の選挙は、日本中から募って、選考会で絞ってから、選挙をする。

今までは、偉い人ばかりに目をつけていたのに、いよいよ自分の足元の医局員工作に努めだしたと言うことは、ことが切迫してきたわけね。

面白くなってきたわ。

俺は、必死だよ。

第一外科医局長の佃友弘と、助教授の安西太郎を呼んだ。

東先生は、俺を教授へは推さず、地方へ飛ばすつもりだ。

私が教授に選ばれれば、佃は、安西には、医局長

東教授は、自宅に、菊川先生を招いた。

金沢国際大学に行っても、研究に停滞がなかった。

広い視野を、持って海外でも研修したいと思っています。

財前先生のために動くのではない。自分達の出世のために動くんだ。

このチャンスを逃さず、巧みに利用するんだよ。

鵜飼医学部長に、菊川教授を推薦した。

いろいろ考えたのですが、医師会や、同窓会のことを考えると、内部から推薦するのが好ましい。

大阪のことは、大阪で決める。

脳外科の野坂教授

財前教授について、手術の圧倒的な実力を認めた上で、これまで、彼の傲慢かつ失礼な言動を見てました。

そんな人物が教授にふさわしいのでしょうか?

勉強家だけど、手術に難ありの候補と、手術は抜群だけど、人柄に問題ありの候補なら、残りの8人から候補を探してみてはどうですか?

大阪市議会員の鍋島

議員の選挙とは違って、選挙違反はないので、

同じ浪速大学出身のバラバラになった。

基礎

大河内教授は、

実弾を効果的に打つことです。

そのためには、投票権を持つ教授たちを徹底的に調べることだ。

家族構成や、借金や、愛人の有無、潔白な人でも、どこかでお金を必要にしている。

君は神輿に乗る人だ。
僕らが神輿を担ぐ。
くれぐれも選挙期間は目立った動きはしないで欲しい。

有力な後援者が、浪速大学のベッドが必要なので、お互い様や。

医局員は選挙に無関係

無関係じゃない。

誰が教授になるかで、自分の将来が決まる。

だから、佃、安西は、僕に手を貸してくれる。

金沢国際大学まで行った。

浮動票は、全員を落とせる。

明日は、財前五郎教授の誕生日や。

勝ち馬に乗った方が良いのではないですか?
僕は、必ず勝ちます。

あなたのそういうところが大嫌いなのよ。

投票当日に、東教授が、投票を棄権した。

理由は、愛弟子が争うのは直視できません。

投票の結果、どの候補も過半数に届かなかったので、
1週間後の決選投票になる。

財前五郎 12票(医師会を動かしたのに?)
菊川昇 11票(17票?)
葛西巌夫 7票

私の棄権で、心ある教授の感動票をこちらに動かせると思ったのだが。

葛西票の7票は、財前の反対票と踏んで間違いない。

この選挙の勝敗によって、医学部の勢力分布図が書き換えられる。

財前が勝てば、鵜飼派の医学部における立場は絶対的

東都大系列の新しい勢力ができてしまう。

どっちにも良い顔して、土壇場で決めればよい。

卑怯だが、教授選では当たり前。

そんなに私が憎いですか?

私は、これまで多くの患者を助けてきました。

自分が苦しいときには誰も助けてくれない。

ずっと信頼してきたのに、東先生でも

私は、生まれて初めて、医者になってむなしいと思いました。

東先生の棄権により、票が割れた。

五郎ちゃん、相当恨まれているのね。

せっかく財前家に婿入りしたのに、教授になれないんじゃ意味ないじゃない。

一人息子の俺が岡山を出るとき、医者になるからには、国立大学の教授に上り詰めると決めていたし、そのために、必死にやって来た。

人並に弱気になってる?
あなたの魅力は、大学教授などが持っていない野望とバイタリティーじゃないの?

俺があの白い巨塔の頂点に上り詰めるのを見せつけてやる。

有害な財前くんより、無害な菊川先生の方が好ましいわ。

財前候補が敗退となると、鵜飼学部長の時期学長選にも響くんでしょ。

鵜飼先生から、財前教授就任に力を貸してくfれたら

脳神経総合センターのポストに割り当てを、全て野坂教授にお任せしたい。



女子医大を中退した経歴を持つ花森ケイ子は、財前の良き理解者になっていた。

沢尻エリカの微笑みは、色気を醸し出していた。

選挙は、いずれの候補者も過半数を獲得できず、1週間後の決戦投票に持ち越しになった。

選挙後の体制を考えると、医局の誰もが、財前准教授には逆らえない。

事実、当選後は、東教授の派閥に人は、辞めたり、地方の病院に飛ばされている。

選挙権のない医局職員でも、立候補者のどちらに付くかで、将来が変わってくる。

そんな人事が、白い巨塔(大学病院)の中では、当たり前に起きている。

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